「洋酒香るフルーツパウンド」について(セブンイレブン)
公開日:
:
最終更新日:2016/03/11
Food
今は昔、京橋駅(大阪)に大阪人にはなじみの洋菓子屋「ヒロタ」があった。
当時「ヒロタ」「タカラブネ」「パルナス」と言えば、大阪庶民のお土産の定番。
お出かけなどした際に折角だからケーキでも買って帰ろうと言う事になり、筆者は子どもだったので当然苺ショートケーキなどを食べたいわけだが母親の好みでだいたい「ブランデーケーキ」になった。
3cm四方の銀紙で包まれた四角いそのケーキはブランデー液がしっかり染み込まれたのかかなりしっとり。
幼少の頃はほのかな洋酒味も受け入れられなくて手を付ける事はほとんどなかったのだが、20歳頃不意に食したくなったものの既に廃版となっていた。
無いとわかれば、逆に欲しくなる天邪鬼。
記憶違いかも知れないしっとり感に出会いたくて、そのような雰囲気のあるブランデーケーキがあれば、まずは購入してみるのであるが未だ満足するものには出会えてない。
四角くなくてもいいじゃない。
「ヒロタ」のブランデーケーキにはフルーツなどは混入されていなかったように思うが、それはこの際問題ではない。
いかにしっとり。「じゅん、じゅわー」な感じを醸し出しているか。
そのような意味では、もう少し重くてもいいのだかパサパサタイプの軽さではない。
フルーツも比較的多いようだ。
全体が十分湿っている感触とほのかに洋酒の香り。
ヒロタのそれでないにしても、ストレートティとピッタリ相性が良い。
洋酒に抵抗が無いフルーツケーキ好きには一度食して欲しい一品だ。
google adsense
関連記事
-
-
桔梗屋と武田信玄のコラボ!?「桔梗信玄餅」(山梨)
今は昔、武田信玄と言えば騎馬隊くらいしか思いつかない日本史赤点間際だった筆者です。 孤独の紀行
-
-
汁も出汁も不要な鶴屋八幡 「鶏卵素麺」(大阪)
今は昔、会社の上司が工夫する方で、夏場毎日素麺も飽きるからと素麺をスパゲッティ風にアレンジして周りに
-
-
二葉亭四迷も愛した?「ふたば」の豆餅
今は昔、二葉亭四迷を知らない中学生の娘の学力に不安を覚える筆者です。 京都で仕事してた頃に豆餅
-
-
柳は英語でwillow「青柳ういろう」(愛知県)
今は昔、羊羹は苦手で見た目ういろうと区別がつきにくく、何度か開けて残念な思いをした筆者です。
-
-
3分で理解する「レーヴマルシェ」(パン・大阪門真市)
今は昔、食パンは大手メーカー製の8枚切りを食べておりましたが世間では6枚切りが主流な
-
-
九十九堂(御菓子司・大阪枚方市)
今は昔、紅白饅頭が二個置いてあったので食べたら母親が食べたくて買っていたらしくヒ
-
-
僕の私の森永南高梅キャラメル
今は昔、グミなど販売されていない時代。好きなお菓子買って良いよと言われて必ず買うのが
-
-
「もちとろ桃レアチーズ」が好きな人に悪い人はいない(セブンイレブン)
仕事でストレスが増加すると何故かお腹が膨らむので、そうすると甘いものを控える筆者です。
-
-
愛の「スコール」(宮崎・南日本酪農協同)
今は昔、傘を差すのが面倒で基本スコールにも濡れる街角にたたずむ筆者です。 題名は「愛のスコール